適正な単価設定のコツ!
フリーランスになりたてのときは特に、自分の単価をいくらに設定すればよいかで悩むことも多いものです。価格が高すぎれば案件が取れず、安すぎれば生活が苦しくなってしまいます。ここでは、無理なく持続可能な働き方を実現するための、適正な価格設定のやり方についてお伝えします。
自分の「相場」をチェック
自分の提供するスキルや労働に対して、ゼロからオリジナルの価値や単価を決めるのは非常に難しい作業です。そこで、まずは客観的な市場の「相場」を知ることから始めることをおすすめします。相場を調べるための手段として取り入れやすいのが、フリーランス向けのエージェントが公開している募集案件を「リサーチツール」として活用する方法です。自分と同じ職種や持っているスキル、経験年数などの条件で案件を検索してみると、市場平均としてどれくらいの単価が提示されているのかを具体的に確認できます。複数のエージェントサイトを比較することで、自分の実力に対する適正な単価の目安を掴むことができるでしょう。
「これ以下では受けない」という最低ラインを決める
相場を把握したら、次に自分にとっての「最低単価」を設定することが重要です。このラインを決めるためには、まず自分が生活していくために、最低どれくらいの費用がかかるのかを明確に洗い出す必要があります。家賃や食費、通信費などの固定費や変動費を計算し、そこから逆算して「月にどれくらい稼がなければならないか」を算出しましょう。そして、ひと月に働ける現実的な時間を考慮したうえで、時給や案件ごとの単価に落とし込んでいきます。この計算によって導き出された金額が、これ以下の金額なら仕事を断るという明確な基準になります。最低単価を設定することは、クライアントから買い叩かれるリスクを防ぐためのお守りにもなるはずです。精神的な余裕を持って仕事に取り組むためにも、この最低ラインを下回らないようにすることが大切です。
忘れがちな経費や税金も単価に含めて考える
単価を設定する際に忘れてはならないのが、「売上=手取りではない」という現実です。フリーランスは会社員とは異なり、売上の中から自分で税金や国民健康保険料を支払う必要があります。もちろん、仕事に必要なパソコンやソフトウェアの費用、通信費などの経費もすべて賄わなければなりません。これらを考慮せずに単価を決めてしまうと、いくら忙しく働いても手元にほとんどお金が残らないという事態に陥ってしまう可能性もあります。そのため、生活費から逆算した金額に、将来の税金分や事業にかかる経費、さらには有給休暇や体調不良時の備えとしての予備費もあらかじめ上乗せして最終的な単価を設定することが大切です。事業を健全に継続させるためにも、ビジネス視点でのシビアな計算を心がけましょう。


