win-winを意識した交渉を!
フリーランスとクライアントでは、選択権のあるクライアントのほうがどうしても強くなりがちなので、いざ交渉となると自信が持てない人も多いかもしれません。継続的に仕事を依頼してくれている相手だと、交渉することで依頼が途切れてしまう心配もあるでしょう。しかし、仕事の取り方を考えるのもフリーランスの仕事。交渉のコツをつかんでwin-winの取引にしたいですね。
交渉する前にまずは自己チェック!
クライアントと報酬についての交渉をする前に、報酬アップを要求できるだけの仕事をしているかどうか自己チェックしてみましょう。毎回納期を守ることはもちろんですが、納品するものの品質がクライアントの要求を満たしているか、もしくはそれを上回ると思えるものかどうか、正直に自己吟味してみてください。自分の仕事に自信を持つことができれば、交渉の場で説得力のある説明ができるようになるでしょう。
交渉の材料になること!
値上げ交渉を持ちかけて喜ぶ人はいないので、最初の一言を出すのは勇気がいるものですよね。でも、そこはお互いビジネスということで、主張すべきことは正直かつ率直に主張しましょう!例えば、税金や手数料などの必要経費が値上がりすれば、報酬が値上がりするのは自然なことなので、交渉の材料としては正当なものですね。それはフリーランスに限らず、値段のつくありとあらゆるものに起こることなので、それほど抵抗なく値上げを申し出ることができるかもしれませんよ。
報酬の減額を求められたらどうする?
クライアントに報酬の値上げ交渉をするつもりが、先方から値下げ交渉をされるということもあるでしょう。少々の値下げに応じてでも継続して依頼してもらえるメリットを取るのか、それとも取引をお断りしてしまうのか、最終的に判断するのは自分自身ですが、減額分だけ工数が減る場合とそうでない場合で判断も違ってくるので、なぜ値下げを求められているかはしっかり確認しておきましょうね。
交渉はwin-winを目指そう!
交渉は勝負ではないので、勝つことを目指す必要はありません。報酬の値下げについて打診されることがあれば、条件を提示するなどして応じる方法もあります。逆に、報酬の値上げをクライアントに要求した際に、先方から何か条件が提示された場合、可能であれば柔軟に応じるということも大切です。そのようにして双方が条件を出し合って話し合うことが「交渉」なので、押しと引きをうまく使い分けながらwin-winを目指しましょう!ちなみに、クライアントからあまりにも不利な条件を提示されるようであれば、無理に交渉をまとめようとするのではなく、キッパリとお断りして適正な報酬を支払ってくれるクライアントを探した方が賢明な場合もありますよ。